日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
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③ 標高データ(SRTM_ver.4)を使用し,5m以下という標高条件によってレベルスライスを行い,②で分類されたマングローブ域をさらに限定した。分類された各カテゴリFig.2 Original mangrove distribution map in 1973. The areas surrounded by the red dashed line are candidate sites for mangrove restoration. これまでに植林活動が実施されていない原生的なマングローブ湿地を踏査し,ハンディGPS(GARMIN GPSmap62SJ)を用いて生息範囲の外周データの取得を行った。またマングローブの専門家らに現地に同行して頂き,マングローブ種それぞれの種の同定を行った。 ②全ての4バンド(4~7バンド)を用い,最尤法による教師無し分類(Supervised Classification/Maximum Likelihood Estimation)(17分類)を行った。この際,①の段階で得られたsignatureファイルを分類根拠となる教師データとして利用した。 1153.1衛衛星星画画像像解解析析 画像解析は,解析ソフトウェアERDAS IMAGINE 2010(Hexagon Geospatial , Version 10.1.2.)を用い,大きく次の3つのステップで行った(Fig.1)。 ① バンド5と6の画像を基にNDVI(Normalized Difference Vegetation Index)画像を作成し,元画像の教師無し分類(Unsupervised Classification/ISO Cluster Algorithm)(12分類)を行った。この過程で作成されるsignatureファイル(分類された各クラス別の統計量を示すデータファイル)を取得した。

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