日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
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0)m( 量動変盤地1/11/61021/9/61021/7/61021/5/61021/3/61021/1/61021/11/51021/9/51021/7/51021/5/51021/3/5102Lバンド合成開口レーダで撮影された,SMモード(高分解能モード)の5日間のデータを使用した.エラー! 参照元が見つかりません。とエラー! 参照元が見つかりません。に使用データと解析ペアを示す.また,図2に解析対象地と実測値観測点(P1~P3)を,図3エラー! 参照元が見つかりません。に解析対象範囲内のP1~P3の泥炭地盤変動量と地下水位変動量を示す(対象地は6~10月が乾季であり11~5月が雨季である).SARscapeを用い上記の時系列SAR画像データをDInSAR処理により,広域地盤沈下分布図を作成するとともにGSLとの精度検証を行った. 図4にコヒーレンス画像を示す.コヒーレンスは0から1の間の値をとり2時期の散乱の類似度を示す.1に近いほど2時期の散乱が似ていることを示す.解析コヒーレンス画像においては都市域周辺(Palangka Raya市,図2(B))のコヒーレンスが高い値で安定していた.泥炭地盤変動図作成のため位相アンラップ処理を行う際のGCP(不動点)はコヒーレンス値が0.9以上の地点で,各ペア10点を画像中から選んだ. 図5に衛星視線方向の泥炭地盤変動図を,図6に2015/4/9を相対高度0 mとして,差分干渉解析で求め,鉛直方向の変位量に補正した変動推定値を経時的に積算したグラフを示す(ペア3のP2は干渉しなかったため推定値が存在しない).差分干渉解析で求めた2015年の泥炭地盤変動の推定値は現地実測値と同様,乾季である10月にかけて沈下したことが示された.一方,2016年の推定値は2月から10月にかけて地表面が隆起したことを示しており,これは実測値とは異なる結果となった.現地では,2016年10月5日に111 mmの大雨の記録[5]があったことから,雨の妨害効果も考慮する必要がある. 乾季図 6 泥炭地盤変動推定値の積算グラフ 雨季解析結果 まとめ 乾季0.20.150.10.0544//99-0.05-0.1P1P2P31100//8888//227722//22551100//66近年生態系破壊の問題地域であるインドネシア・中部カリマンタンにおいて,ALOS-12510/5大雨

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