日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
174/222

GoogleEarth へGoogleEarthへ168川沿いのマングローブ林ベンガル湾沿岸・ガンジス川のデルタ地帯に広がる「世界最大規模のマングローブ群生地。ベンガルトラの生息地で生物多様性の宝庫とされ、1997年世界遺産になっている。Sundarbans (シュンドルボン)はベンガル語で「美しい森」の意味。海面上昇は2050年までに平均約30cmに達し、同国の約14%が浸水するとの予測がある。同地域の北側の土地利用変化は著しく、水田、エビ養殖池、麦作地、林地、塩生産地、湿地が広がる。水田からエビ養殖池に変換した跡地は、塩類濃度が高い不毛の地になり、農民にとって厳しい状況になっている。解説記事p.189(井上)参照。【井上吉雄】撮影場所:ベンガル湾沿岸撮影時期:2022-12-16撮影衛星:Landsat-8水田をエビ養殖池として利用水田に戻しても稲収量はゼロ50 km[ 22°1' 16.94" N / 89°25' 20.60" E]世界最大規模のマングローブ地帯-バングラデシュ「シュンドルボン」5 km

元のページ  ../index.html#174

このブックを見る