日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
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にALOS AVNIR2のデータ解析によってサンゴ分布図が作成されている9)。 分布図作成に際しては,朝日新聞社航空部が所有する小型ジェット機「あすか」を用いて石西礁湖及び八重干瀬のサンゴ礁の撮影を行った。「あすか」は米セスナ社製の最大11人乗り小型ジェット機で,約1万3700メートルの高さを飛行できる。スピードは時速800キロ近く出せる一方,250キロの低速で旋回しながら取材を行うことができる(http://www.asahi.com/topics/asahi_aviation/)(Fig. 3)。 石西礁湖の撮影は2008年7月30日〜31日にかけてCanon EOS-1D Mark II Nを用いて行った。1枚の画像は2336×3504ピクセルで撮影範囲は約1300 m×1950 m,1ピクセルの大きさは約55 cm×55 cmであった。八重干瀬の撮影は2018年10月22日にCanon EOS 5D Mark IIIを用いて行った。1枚の画像は2560×3840 ピクセルで撮影範囲は約800 m×1200 m,1ピクセルの大きさは約30 cm×30 cm解像度であった。いずれの場合186Fig. 5 (2003 and 2008; a) and Yabiji (2008 and 2018; b). The 2018 map of Yabiji is overlain by monthly mean sea surface temperatures (SSTs) in August 2016. Coral distribution maps before and after the bleaching events for Sekisei Lagoon

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