日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
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40ナリオ2)、地域内の炭素蓄積量はいっそう減少します。また、現状の土地利用と技術のまま焼畑面積の一部を保全林に移行した場合(シナリオ3)、炭素量は増加しますが食糧生産は大幅に減少します。これらのシナリオでは、森林資源の劣化と大気へのCO2放出をおさえつつ食料生産を確保することは困難と予測されます。 図1 ラオス山岳地帯の焼畑生態系-重要な食糧生産システムであるが焼畑の面積と利用頻度の増加は森林資源と大気環境、作物生産力に対して大きなインパクトを与える。 注) 右上図は火入れ時期3月のアジア域のエアロゾルシミュレーション図(2012年の例)。

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