日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
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42図4 衛星画像から求めた焼畑作付面積の時系列変化 注) 焼畑作付面積の推移(ルアンパバーン県の例)を画像解析により求めたものです。焼畑による作付面積は1990年前後から急速に増加しており、この地域では近年、全域の約67%が短期~長期休閑周期で焼畑に使用されていました。面積拡大には限界があるため、休閑期間の短い土地利用が増加しています。 図5 炭素量評価モデルにより算出した「作付年数+休閑年数」の各土地利用パターンにおける生態系炭素量の長期的変化と平均値 注) 生態系炭素量とは、地下30cmまでの土壌とすべての地上部分に含まれる炭素の総量です。焼払い直後の一般的な炭素量をヘクタール当り42トンとすると、「2年作付+10年休閑」パターンの場合の炭素量(35年間の平均)は、「1年作付+2年休閑」に比べ、ヘクタール当り約27トン多いと推定されています。

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