日本リモートセンシング学会・問題生態系計測研究会
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率 (%) 積 1,902 31,813 250 ~軽微 ア パ カ カ 計 周辺に塩類濃度が高い地域が集中している様子が分かり,この地域の灌漑方法が塩類集積の要因であることが分かってきています。また,図3に示すように,塩類集積の分布域や状態は,季節によって異なる上,経年変化することが分かっています3)。衛星データの周期的に観測されるデータを有効的に活用することで,塩類集積の分布域の実態把握や要因を解明していくことが可能となります。 ■ 参考文献 1. UNEP, Status of desertification and implementation of the United Nations plan of action to 類集積土壌の分布, 沙漠研究18‐4, pp.143-157, 2009. 表1 乾燥地域の灌漑耕地と塩害を受けている面積(単位 1000ha)1) 大陸名 アフリカ アジア オーストラリヨーロッ北アメリ南アメリ激しく非常に 激しい ない以上の面沙漠化全灌漑 農地 影響なし 沙漠化の影響を受けている土地 激しく ない 激しい 91combat desertification,1991. 2. 伊東明彦, 石山隆, 西尾文彦, 阿布都沙拉木加拉力丁:タクラマカン沙漠北縁の塩3. 伊東明彦, 斉藤尚広, 石山隆, 西尾文彦, アブドサラムジャラリデン:タクラマカン沙漠北縁の塩類化土壌分布の季節変化, 日本沙漠学会第18回学術大会講演要旨集, pp.50-51, 2007. 145,495 10,424 92,021 1,870 8,522 60,208 1,620 11,898 9,993 20,867 15,007 8,415 6,998 102,348 1,779 24,335 100 122 5,788 130 1,340 460 4,930 730 1,047 310 33,631 7,540 1 1,690 20 105 1,905 200 5,860 60 1,417 2,076 43,147 18 35 13 16 28 17 30

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